Home > トピックス・イベント > 日本薬学会にて領域関連シンポジウムを開催予定
2014年3月27日~30日に熊本で開催予定の日本薬学会 第134年会において本新学術領域研究班員が企画したシンポジウムが開催されます。
ふるってご参加ください。
タイトル | 一般シンポジウム S54 翻訳後修飾に着目したシグナル伝達研究と創薬の最前線 |
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オーガナイザー | 井上純一郎、武川睦寛 |
開催日時 | 2014年3月30日(日)13:30 ~ 15:30 |
場所 | R会場 熊本大学 全学教育棟 1F E107 |
演者 | 徳永文稔(群馬大)、塚本佐知子(熊本大)、武川睦寛(東大)、後藤典子(金沢大)、佐藤裕介(東大)、石谷隆一郎(東大) |
概要 | 近年、蛋白質解析技術の進歩によって多彩な翻訳後修飾が同定され、その時空間的にダイナミックな変化が細胞内シグナル伝達と生命現象の制御に重要な役割を果たすことが明らかにされてきた。翻訳後修飾は、外界からの多様な刺激に対する細胞応答を調節して、生体の恒常性を維持する基本的生命反応であり、その破綻が癌や自己免疫疾患などの原因となる。さまざまなキナーゼに対する阻害薬が、抗がん剤として利用されている現状が示す様に、翻訳後修飾とシグナル伝達研究がもたらした知見の多くが、薬剤開発にも大きく貢献してきた。特に近年、個々のシグナル伝達分子をターゲットとした分子標的薬の開発が進められ、基礎研究の成果が、創薬の現場に直結する新たなステージを迎えている。本シンポジウムでは、NF-κB経路やMAPK経路など、疾患に関与し、創薬の標的となり得る細胞内シグナル伝達システムの研究で先駆的成果を上げている基礎研究者、およびシグナル伝達分子の翻訳後修飾(ユビキチン化、リン酸化など)や構造解析を基盤とした薬剤開発において独創的研究を展開している創薬研究者に最新の話題を提供して頂く。 |