Home > トピックス・イベント > 第37回日本分子生物学会年会 ワークショップ 1W3「ケミストリーを戦略としたシグナル伝達研究」
第37回日本分子生物学会年会において領域代表井上が理研の袖岡幹子先生とともにオーガナイズしたワークショップが開催されました。多くの聴衆の中、活発な議論が交わされました。参加していただいた先生方に深く感謝いたします。
名称 | 第37回日本分子生物学会年会 ワークショップ 1W3 ケミストリーを戦略としたシグナル伝達研究 Molecular analysis of signal transduction based on the chemical strategies |
---|---|
開催日 | 2014年11月25日(火) 1:15 PM ~ 3:45 PM |
会場 | パシフィコ横浜 第3会場 (3階 302) |
オーガナイザー | 井上 純一郎(東大・医科研・分子発癌分野)、 袖岡 幹子(理研, CREST-JST) |
概要 | シグナル伝達の厳密な制御は生体の恒常性維持に極めて重要であり、その制御破綻は多くの疾患発症を誘導する。しかし、疾患予防や治療方法を開発するためには従来の分子生物学的解析では十分でなく、多様な異分野との連携によるシグナル研究が必要である。本ワークショップでは、中でも特にシグナルを修飾や操作できる化合物を用いたケミストリーを武器にシグナル伝達を分子レベルで解明する研究の重要性を様々な角度から議論する。 Proper regulation of signal transduction pathways is crucial for maintenance of homeostasis and their dysregulation leads to onset of diseases. For developing novel therapeutic methods, interdisciplinary collaborations in addition to the existing molecular and biological researches are required. In this workshop, we would like to discuss significance of researches that aim to elucidate mechanisms of signal transduction using chemical compounds to modify or artificially control signal transduction. |
演者 | 1W3-1 NF-κB活性化の時空間的制御機構の解明 井上 純一郎1 (1.東大・医科研・分子発癌分野) 1W3-2 ユビキチン修飾系を標的とする創薬 塚本 佐知子1 (1.熊本大院薬) 1W3-3 癌およびRas/MAPK症候群におけるMEK変異体の異常活性化機構と抗癌剤抵抗性 武川 睦寛1 (1.東大・医科研・分子シグナル制御) 1W3-4両特異性ホスファターゼ阻害剤の開発 袖岡 幹子1,2 (1.理研、2.CREST-JST) 1W3-5 Phos-tag SDS-PAGE ゲルからの標的タンパク質の転写効率を改善させる秘訣 木下 英司1、木下 恵美子1、小池 透1 (1.広島大院・医歯薬保健学・医薬分子機能科学) 1W3-6 機能性小分子による細胞機能の時空間制御 上野 匡1、浦野 泰照1,2、長野 哲雄1、井上 尊生3 (1.東京大学大学院薬学系研究科、2.東京大学大学院医学系研究科、3.ジョンズホプキンス大医学研究科) 1W3-7 低親和性ストレプトアビジン結合分子の開発と、タンパク質局在制御への応用 寺井 琢也1、河野 萌1、Franck Perez2、浦野 泰照1,3、長野 哲雄4 (1.東大・院薬、2.Institut Curie、3.東大・院医、4.東大・創薬オープンイノベーションセ) 1W3-8 炎症応答に関わる因子とその機能をモデュレートする化合物の構造生物学 石谷 隆一郎1 (1.東大・院理・生物科学) 1W3-9 コムギ無細胞技術を基盤とした化合物スクリーニング 澤崎 達也1 (1.愛媛大・PROS) |