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第1回領域推進会議・第2回研究交流若手ポスター発表会

会期:2011年7月1日(金)~2日(土)
会場:東京大学医科学研究所・講堂&白金ホール

領域代表 井上純一郎


会場の講堂を示す案内版

計画研究7班で平成22年度よりスタートした「修飾シグナル病」領域も今年度から公募研究30班が加わり、総勢37班に大幅に拡大した本領域がいよいよ本格的に動き出しました。そのメンバー全員が一堂に会する領域推進会議が平成23年7月1日(金)昼過ぎから2日(土)の昼まで、東京大学医科学研究所・講堂において開催されました。

領域代表である私の挨拶及び領域概要説明のあと、異分野連携を統括する武川先生、構造生物学連携支援担当の石谷先生、プロテオミクス連携支援担当の尾山先生、数理シミュレーション連携支援担当の市川先生から総括班による異分野連携支援の具体的な説明がありました。特に、数理担当の市川先生からは、シミュレーションソフトであるA-cellの応用についての詳しい説明があり、領域内での希望があれば、積極的かつ具体的に支援する旨のご発言がありました。

続いて、計画研究7班及び公募研究16班の研究概要の説明があり、活発な質疑応答で会場が盛り上がりました。その影響でこの日の会議終了時間が予定より30分以上遅れてしまったのですが、本当はもう少し時間が欲しかったというのが正直なところであり、次回の会議からは時間配分について考慮したいと思います。この後、研究交流会のため、白金ホール(生協食堂ですが)に移動しました。


研究説明に聴き入る班員の先生方


休憩時間のディスカッション

熱気溢れる研究交流会

研究交流会の主な目的は、若手育成です。各班から学生さんや若手研究者によるポスター発表お願いし、軽食をつまみながら、活発な討論が続きました。予定の終了時間になっても討論が一向に下火にならないので、本当に心苦しかったのですが、領域長として「時間ですので、ポスターの撤収をお願いします!」と声をかけた次第です。折角の盛り上がりを抑えるなど領域長のすべきことではないと深く反省しました。やはり、どこか泊まりがけで若手育成のための機会を総括班として設けることが必須であると決意しました。

翌日も医科研講堂で公募研究14班の研究概要の説明があり前日同様活発な質疑応答が飛び交い、やはりもっと時間が欲しいという気持ちでした。続いて学術調査官の松本義久先生より励ましのお言葉をいただきました。松本先生は、今年8月で学術調査官の任を終えられるのですが、先生には領域の立ち上げから今日まで多大なご支援をいただきましたこと深く御礼させていただきます。最後に私から班員の皆さんにご挨拶と運営上のお願いさせていただき会議を終了しました。

本会議を通して、改めて公募班員の皆さんのレベルの高いサイエンスを認識するとともに、さらに高い所へ到達しようとする大きなエネルギーをいただきました。領域長として、こんなにすばらしい喜びは無いと感じるとともに決意を新たにした次第です。どうか皆さん今後とも領域発展のためよろしくお願い致します。