Home > 一般向け情報 > サイエンスカフェ札幌specialを開催して
日時: | 2011年11月5日(土)13:30~15:30 |
場所: | 紀伊國屋書店札幌本店インナースペース |
参加者: | 高校生10名程度、一般の方40名程度 |
説明者: | 井上純一郎、武川睦寛、市川一寿 |
内容: | 北大の有賀早苗先生のお世話で、札幌駅前の紀伊國屋書店内スペースでアウトリーチ活動をして参りました。がん研究の“ドリームチーム”と宣伝していただいたことで雨の中にもかかわらず多くの高校生を含めた一般の方が聴きに来てくださいました。有賀先生による開会の挨拶に続いて、井上が「研究者って何?」というタイトルで、可能性が無限大にある若い方々に研究者が日々どういう生活をしているのか、どうやったら研究者になれるのか等を説明しながら研究の面白さを話ました。また、一般に方にも研究者になろうとする若い方々を応援していただくようお願いしました。次に武川先生が「がんを研究すると何がわかるの?」というタイトルでがん化の分子メカニズムと治療薬の開発について一般の方にも理解できるように分かり易く話されました。武川先生は名古屋大学で10月に開催された市民公開講座でもお話されましたが、分子生物学のような専門的な話をうまく噛み砕いてお話されるので、いつも感心します。ラストバッターは市川先生です。「メンデルは数学者?」というタイトルで遺伝学の礎を築いたメンデルが如何に数学的な発想をもとに偉大な発見を成し遂げたのかを説明されました。私も初めて知ったことでしたのでいわゆる「目から鱗」状態で、感動してしまいました。最後に3人で前に出て質疑応答を行いました。聴衆の皆さんからは、普段考えていないようなポイントの重要な質問をたくさんいただき、我々の方が勉強させていただいたというのが正直なところかもしれません。今回、中高校生を含めた一般の方々との交流が、我々の研究成果の社会への還元だけでなく、我々の研究へのフィードバックにもなることがわかり、このようなイベントの重要性を認識した次第です。今後ともアウトリーチ活動を継続して行く気持ちを新たにしました。このイベントの詳細については、近く発行される予定である本領域のNews Letterに有賀先生が寄稿されています。そちらの方もご覧ください。 |
案内: | ポスター・プログラムはこちら |