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明治学院東村山高等学校キャリアガイダンスでの講演

日時: 2011年11月30日(水)14:15~15:00
場所: 明治学院東村山高等学校チャペル
参加者: 高校生1年生250名程度
説明者: 井上純一郎
内容: 明治学院東村山高等学校では、将来の進路を考える高校1年生を対象にキャリアガイダンスとしていろいろな職業で活躍されている方々を講師に招きお話を聴いておられるそうです。私は、今回、東村山高等学校の先生にお願いしてこのキャリアガイダンスの講師をさせていただきました。校内にあるチャペルでおよそ男女合わせて250名の高校1年生を前に「がん研究ってどうなっているの?」「研究者って何?」の2つのお話をさせていただきました。前半では、がんが遺伝子の病気であること、そして転写因子NF-κBの異常が癌の悪性化に関わることをお話しました。NF-κBの話はかなり分かり難かったろうと思います。後半は、研究者が日々どういう生活をしているのか、どうやったら研究者になれるのか等を説明しながら研究の面白さを話ました。かなり平易に話したつもりでしたが、どのくらい理解していただいたか----。それでも終了後に「どうしてがん細胞は増えるときに盛り上がるんですか?」という質問を生徒さんからいただきました。私の話を理解していただいた喜びとともに、やはり、若いというのは何の邪念もなく本質的な疑問をいだけるのだなあと感動しました。何か年齢を重ねるごとに率直な疑問を抱けなくなっている自分を多いに反省した次第です。今後の中高校での出前講義の機会を積極的に探していくつもりです。